カブト幼虫数えの儀
先日この記事↓
hitasura-kiroku.hatenablog.comのケースが何者かによってほじくられまくった痕跡が見付かり、表面に幼虫の糞が現れてきていたので、試しに少し掘ってみたら三齢幼虫が出てきました。
急遽マットを取り寄せて幼虫数え大会をしました。
幼虫を羽化させるのに使ったマットそのまんまだったので、羽化直後にまんまと卵を産まれていたのでしょう。
すると六月末辺りに既に産卵されていた事になるので、もう成長は最終段階。
この時点で大きくなっていなければサイズのある成虫は見込めないといったところです。
掘り出した結果16匹の三齢幼虫を発見。
体重は上から
23, 20, 20, 20, 20, 20, 20, 19, 19, 19, 19, 18, 18, 17, 15, 13〔g〕
30gどころか25g到達さえおらず。これから伸びてくれるのでしょうか……?
これだと70mmちょいくらいしか出ないだろうし完全に今年の二の舞になりますねえ。
まあ累代が繋がっただけマシか。
同時に幾つかの卵も発見しましたが、取り敢えず放置しておきました。
もし無事孵化出来たなら次のマット交換の時にでも小さな幼虫が現れる筈です。
今回追加に使ったのはRUSHのレギュラーマット。ヤフオクで売ってるやつですね。
実績華々しい上に安く、カブト系だけでなくオオクワなども育てられるというのでこれにしました。
強烈に臭いと噂のマットですが、どうせケースや土は換気扇が回るトイレの脇に置いているのでトイレに行く時にしか気にならず。
臭い自体も牧場っぽい臭さなので、個人的にそこまで苦痛ではありませんでした。
もう成長後期だけど、良い餌食べて大きくなってほしいですね……。今からでも80mm到達できれば良いなあ。
投入の様子↓
掘り出しの時のこぼれ話ですが、蛹室用に底に黒土を入れていたケースに羽化即産卵されていたので、黒土を掘る事になりました。
しかしこれを掘るのが大変で、粒子が細かくて密度が高いため優しく掘っていたのでは全く崩れません。
思い切ってスコップを土に突き刺す必要があり、幼虫を潰さないかヒヤッヒヤでした。
結果黒土の中にも幼虫が三匹ほどおり、一応全員無事に掘り出せましたがかなりリスキーである事は間違い無いです。
何だかんだ16匹というのはなかなかちょうどいい数だと思いますが、大きいものを羽化させたいなという気持ちがやはりあるので、今回幼虫を掘った時一緒に土の深いところから出てきた♀二匹を新たに中ケースに入れて産んでくれないか様子を見る事にしました。
小さい頃から良い餌を食べさせれば大きくなりやすい筈なのでね。
今季は今まで狙って産ませた卵は全部溶けてしまったので(産卵セットにそのままにしてたら消えた)、一週間から十日程度の感覚でケースを引っくり返して、もしまだ卵を産んでいるようなら個別管理してみようかなと思います。
それにしてもやはり国産カブトムシ逞し過ぎますね。
羽化時期には一日何回もケースの様子を見ていたし、蛹室を避けつつ土も掘って成虫を掘り出していたのですが……。
蛹室から出て一日や二日で交尾して16の卵を産んだという事なのでしょう。ヘラクレスがこの話を聞いたら驚きますよ。
余談ですが、一匹だけ個別管理していたノコギリクワガタの幼虫のマットもRUSHのに換えました。
一齢で取り出してから半月経ったのに未だに一齢です。やはりクワガタはカブトと違って成長が遅めですね。