ひたすら採集・飼育記録

カブクワをやっています。後で役に立ちそうなのでひたすら記録したいです。

ノコギリ黒土産卵再投入

ノコギリクワガタの産卵セット、幼虫の孵化まで確認できたため♀を取り出していたのですが、何やかんやで新しいセットに入れようと思います。

黒土セット自体は過去に説明してあるやつですね。

hitasura-kiroku.hatenablog.com

 

 組んだ経緯

前の記事ではまさかの国産カブトムシのセットから幼虫が見付からなかった事を紹介しました。

そこで、産んでいる様子があるもののケース表面に卵や幼虫の見えないノコギリクワガタのセットも組んでから三週間程経っており、カブトムシ同様卵が消失してしまっているのではないかと不安になって中身を引っくり返して覗いてみました。

いや、黒土が底とべったりだったため、正確には引っくり返す事は出来なかったのですが、入れていた朽木のうちの一本を確認すると♀がつけたと思われる激しい噛み跡と固められた土が付着しており、そこから卵が幾つか覗いていました。

更に初齢幼虫も一匹発見し、その一匹だけプリンカップに取り分けて個別で管理してみる事に。(単なる好奇心)

そして他は放置。何故放置かというと、実はまだクワガタ幼虫飼育用のマットを飼っていないので……。さっさと買って割り出さなければね。

 

これで幼虫と卵は確保できたし、ノコギリクワガタの♀は卵や幼虫を潰したり食べてしまう事があるらしいので♀はセットから除いて普通の飼育ケースに移動する事にしました。

が、♀にどうも落ち着きがありません。成虫管理のセットに入れても常にうろちょろ歩き回ったり盛んに飛び立ったり。

産卵セット内ではここまで落ち着きの無い様子は見られなかったので、もしかしてまだ産みたいのかな? 産みたいなら産ませてもいいかなと思い、再びセットを組む事にしました。

 

使用個体

冒頭リンクの記事と同一です。

 

セット内容

使用するケースはダイソーの4.2Lタッパー「パン屋さん」

たったの110円で買えるので、蓋をこじ開ける程の力が無いと思われる虫の管理にオススメです。

欠点があるとすれば脱走の容易さと観察性の低さ。そりゃあくまで食品用のタッパーなので……。中のものが逃げ出す事なんて想定しないし、中身は何が入っているか分かれば完全に透き通っていなくても良いわけですから。

 

この容器の下半分に園芸用黒土を加水してすりこぎ棒で押し固め、朽木を置いて発酵マットを被せて固めてゼリーを置いておしまいです。

 

今回容器が深かったので下の黒土層が7cmくらいに、結構厚くなってしまいました。まあ厚くても損は無いでしょう。

 

ヒラタノコギリミヤマでは朽木は入れない場合も多いそうですが、朽木の周りに卵や幼虫がいた経験から入れて損は無いと思い入れました。

今回入れたのはダイソーでジャンボくち木。前回のノコギリ産卵ではもっと細っこい110円の朽木を二本使いましたが、手持ちがジャンボしか無かったため、少々割り出しが面倒そうなこちらでいいやと。

材産みでもないクワガタにこんなに大きい木は勿体無い気もしますが、もうシーズンも終わって朽木なんて100円ショップには並んでいないところが殆どですしね。

今回テキトーな組み方なので、二十分程水に浸けただけで干しも雑虫処理もしていません。

しかしちゃんと材は水を吸って重くなっているし、卵と幼虫はもう確保できたし、今回は♀の道楽のためのセットみたいなものなのでね。

 

マットは我が家の在庫の月夜野完熟マット。

握ってしっかりと手の形をした団子が出来るくらいの水分量。水が染み出さないギリギリに近いでしょうか。ノコギリは湿っていた方がよく産むし育つそうです。

 

あとはプロゼリーの蓋をカッターで十字切りして投入。

クワガタの♀の場合あまり気にしなくてもいいですが、カブトムシの♀だとゼリーの中身を掻き出しまくるので、安定した餌皿が無い場合は蓋の中央付近に1~1.5cmくらいの切れ込みを十字に入れるのをオススメします。

もし端まで切り込みを入れてしまったら、普通に蓋を取ったのと同じく全部掻き出されてしまうので、そこが気を付けるポイントでしょうか。

いや……実を言うとそこまでやっても半数以上は力で蓋を破って突破されますが。それがカブトムシという生き物だ。

 

様子はこんな感じ。土が二層になっているのが分かる……かも?

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もう秋だけど、産む気があるならやってみな!!