ひたすら採集・飼育記録

カブクワをやっています。後で役に立ちそうなのでひたすら記録したいです。

ノコギリクワガタ黒土産卵セットとカブトムシお漏らし卵

ブログ開設一つ目の記事ということで、ブログ自体についての話をするべきなのかなと感じたりもするので、最初に少しだけ書きます。

 

以前から採集や飼育の記録をつけておけば後々便利だろうなと思っていましたが、日誌をつけるには至りませんでした。

しかし今年になってクワガタをペアで飼育する場面があり、クワガタの累代にしっかり挑んでみようという気になりました。

クワガタと言えば多くのブリーダーが力を注ぐ一筋縄ではいかない分野。記録を始めるにはいい機会だと感じました。

 

そして何故ブログかと言うと、何処でもすぐに書けるというのが一番大きいです。

他にもカテゴリ検索が容易だったり写真を気軽に貼れたり、後から記録を辿るのに便利な機能が多いと思います。

年月が経ってノウハウが蓄積すれば、誰かが有益に情報を利用できるような状態になるかもしれませんしね。

 

 

前置きはこんなところにしておいて、今回はノコギリクワガタの黒土産卵セットを組んだ事について簡単に記録しておきたいと思います。

 

 

黒土産卵セットを組んだ経緯

自宅マンションの駐車場で拾ったノコギリクワガタ♀を産卵させるため、

7/29から今まで、小ケース相当のケースに月夜野の完熟マットを10cm程押し詰めた産卵セットへ、ペアリング済みの♀と念の為♂も一緒に入れていました。

♀はよく潜っていてトンネルを掘りまくって地下生活を送っていましたが、半月以上経ってもなかなかケースの横・底から卵を確認できないでいました。

初めてノコギリクワガタの産卵に挑むので何しろ不安でインターネットの様々な場所を巡りましたが、やはり普通は産卵すればケースの壁に卵を確認できるとのこと。

あれだけ潜っていたので中にたくさん産卵している可能性もあるとは思いますが、失敗したくないと思った僕は、現産卵セットから♀だけをより効果的な産卵セットに移す事を決めました。

 

そこでインターネットを調べているうちに知ったのが、黒土に産卵させる方法です。

日本のクワガタの中では産卵難関種であるミヤマクワガタに対する奥の手として、抜群の効果を上げている方法だそうです。

またノコギリクワガタミヤマクワガタの産卵傾向は発酵の進んだマットや多湿の環境を好むなど似ており、ノコギリクワガタも黒土を入れる事で産卵の確実性が高まるという情報もありましたので、

これはノコギリクワガタに対しても効果があるのではと思い黒土産卵セットを組む事に決めました。

 

使用個体

7/24に名古屋市自宅マンションにて拾ったノコギリクワガタ

6/18に大学で捕まえたノコギリクワガタ♂(64mmくらい)と五日程ミニケースで同居させ、メイトガードから逃げるようになったのを確認済み。

生きてる個体の体長を測るのが苦手で自信がありませんが……

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 スマホのカメラが近いものを撮影するの苦手で……。デジカメとかあった方がいいんだろうけどお金がね。

 

ちなみに♀はここ数日土の上に出て来る機会も増えていて、一日に一回出ているのを見掛けるかどうかくらいだったので、新しいセットに投入するのも楽でした。

古いセットにも産んでくれているかな……。あと一ヶ月半くらい待ったら引っくり返したいですね。

セット内容

底から5cm程園芸用の黒土を目の細かいふるいにかけ少し水分多めに加水して固く押し詰め、上3cmは月夜野の完熟マットを同じくふるいにかけ加水し押し詰めました。

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黒土とマットの境界付近(ちょっと上にも出てますが)には百均で買った小さな朽木を二本、加水→電子レンジ→陰干しをして入れており、孵化した幼虫達が栄養の乏しい黒土から避難してくる場所と想定しています。

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あとはテキトーに朽木から剥がした樹皮を並べて、ゼリー(色々ありますが今回はダイソーのキングゼリーヨーグルト味にしときました)を入れて♀投入、新聞紙被せて蓋を閉めて完成。

 

産んでくれ~~~

 

おまけ:カブトムシのお漏らし卵

三日くらい前に産卵セットに放り込んでおいた、小さな野外♂の遺伝子を宿したカブトムシ♀が、地上に卵を二つお漏らししていました。

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完熟マットが気に食わなかった? まさかカブトムシにそんな事は……。

という事でこの卵は小さな容器にマットを入れて穴を掘り濡れティッシュを被せて避難。

また来週あたりに覗いてみようと思います。