コクワ掘り出し①
この記事で割り出したコクワガタが遂に羽化して取り出せるようになったので、掘り出し・測定しました。
hitasura-kiroku.hatenablog.com後半部隊はどうなったのかというところですが、前半部隊と違う菌糸を使ったせいか半数以上死んでしまいました。
生き残りは現在羽化したてだったり蛹だったりです。
前回のビン交換の記事はこちら↓
hitasura-kiroku.hatenablog.com
コクワと今蛹化の準備に続々と入っているノコギリ達は、二本で羽化まで持っていく感じです。
まずは本題からいきます。
結果として11頭全員不全もなく、羽化してくれました!
使ったエサは、一本目はオオクワキングのRush菌糸ビン500ml、二本目はそのボトルの中身を掻き出して、ヤフオクで売っているヘラクレスなど向けマットのRUSHレギュラーマットを詰めました。
二本目に入れる頃には三齢後期に差し掛かり既に割と黄色かったので、あんまり食べていないと思いますが……。
つまりは半年近く500ml一本で粘った訳です。まあ冬場室温落としてたしね。
正直、ここまで伸ばしてもまだ菌糸を全部食い上げるという感じではなかったので、菌糸の劣化が酷くない限り、コクワは500ml一本でも羽化まで持っていけるのではないかと思います。
続いてはサイズです。
♂5匹、♀6匹でして、
♂ 54.2, 52.4, 51.8, 51.4, 51.0〔mm〕
♀ 34.5, 34.1, 34.1, 33.8, 33.1, 32.7〔mm〕
まさかの♂全員51mm超!
初飼育・WF1にてハチャメチャな好成績を収めてしまいました。
これは次世代55mmを目指すしかないのか……?
♂も♀も自分の見た事がないサイズしか出てこなくて、自分が育てたのは一体何の虫なのかよく分からなくなってしまいました。
8g超でサイズが狙えるという話も聞いた事があり、最大が7gだったのでみんな大体45~50mmくらいだと思っていましたが、エサの水分量や重さを測った時期(既に黄色っぽかったので)が外れて、普通の育て方よりも実質的に軽く出たのかな?
一頭目に掘り出した51.4mmの♂↓
今回の最大だった54mm↓
大きさ分かりづらいので、もうちょい引きのも貼ります。
ここからはおまけです。
産卵セット後半部隊のコクワガタ、割り出しが捗らなくて半分くらい放置していたのですが、そいつらが段々と蛹の準備を始めました。
全部で五匹、うち一匹は蛹室をそのまま取り出せたのでそこで蛹化していました。
そして、何故か♂が一匹だけ飛び級で羽化していました。
まだちょっと赤いですが親くらいはありそうです。4cm台中盤? 親超えたかどうかというところですね。
それにしても何故一匹だけ羽化が早かったのでしょうか。
産卵木内で羽化していた(産卵木はエグくボロボロだった)ので、やはりコクワガタは木を食べた方がマットよりも成長が速いという事なのかな?
産卵木って栄養がスカスカなイメージだったのですが……、案外そうでもないようです。