ノコギリ・コクワのお引っ越し(二本目)
3/15, 16はずーっと土を弄っていました。二日間の総作業時間を合わせると十三時間を超える労働で腰がヤバかった。
五~六ヶ月放置していた可哀想なクワガタ幼虫達の菌糸・マット交換です。
幼虫を移し替えるのと並行してマットを詰める作業をやったので、ハチャメチャな時間がかかってしまいました。やっぱり詰めるのは事前にやっておいた方が良い。
いや、菌糸ボトルを買えばいいだけか。
雌雄判別を頑張ろうと思いましたが、♀には卵巣があるのでまだいいですが♂を♂と断言出来ず……、数をこなした上でも体重で何となくしか分からないですね。今後もっと慣れていけばきっと分かるようになるでしょう。
玄関方面に置いており管理温度は大体16±2℃程度だったやつらです。最低でも12℃くらいはあったと思います。
そのため越冬の態勢には入らずしっかり食べられる状態で過ごしていたというのに、五ヶ月以上も放置……。ごめんね。
まずはノコギリクワガタの詰め替え。
使用マットはRUSHレギュラーマットですが、三ヶ月前に購入したものなので、発酵が進んでしまい当初よりも黒っぽい色に……。
それでも今の糞まみれのマットよりマシという事で、気にせず詰めていきます。
最初は特に意識せず全員860mlのプリンカップに詰めていくつもりでしたが、途中から明らかに♀な個体は430mlのカップに詰めれば楽だし節約じゃんと気が付きそのようにしました。
結果二つだけ430mlカップという結果に……。今度からちゃんと考えた上で作業を始めます。
事前に書いておくと、以前の記事よりも幼虫の数が増えています(!?)
ほとんどの幼虫は一本目もラッシュだったのですが、実は意図せず菌糸で育てていた個体が二匹ほど存在しました。
経緯としては、一つ目のセットからノコギリクワガタの♀を取り出した後、新しい住処を準備するまでの間コクワガタの産卵セットに一日か二日くらい同居させていたのですが、その時に幾つか産んでしまったようです。
コクワガタの産卵セットから割り出した幼虫は菌糸で管理していたので、今まで菌糸を食べて育っていたという訳です。
今回気付けた二匹は明らかにコクワガタの幼虫としては大きく、調べて頭の色や気門をよく見た結果ノコギリクワガタだという結論に至りました。
もしかしたらまだまだコクワガタと混ざっているノコギリクワガタの幼虫がいるかも……。
本題。重さを記録します。
11, 11, 10, 9, 9, 9, 8, 6, 6, 6, 5, 5, 5, 5, 3〔g〕
今回交換して残った数が十五匹。一匹最近に死んでしまったと見られる個体が死骸で見付かりました。
♀の数は6~10匹の間くらい(多分8匹?)。これについてはまだまだ自信がありません。
別で管理している一匹もいます。一緒に交換すれば良かったのかもしれませんが、多分まだ交換しなくてもいけると思うので今回はお預けでした。
最後の3gの個体、弱っている訳ではなく頭も体に比べて大きかったのでこれから伸びるのかな? 卵巣みたいな雌斑が確認出来なかったので♂なのかなと思います。小歯型の♂も羽化させてみたいので、コイツがそうなってくれるかもしれませんね。
続いてコクワガタ。こちらも同様にラッシュに詰め替えました。
使用容器は今まで生活していた菌糸ボトルそのまんま。菌糸カスを全て掻き出してマットに詰め替えるという作業でした。
飼育始めたてでボトルを全然持っておらず、でもサイズは一本目と同じく500mlで十分。なので新しく買うのも勿体無いと思ったためこうなりました。
二本目以降マット飼育の虫の場合、暫くはこの方式でやっていこうと思います。
まずは前回の記事で前半部隊として紹介した幼虫達。
こちらの産卵セットにはノコ♀を入れていない筈なので、多分全員ちゃんとコクワガタです。
7, 7, 7, 7, 6, 4, 4, 4, 4, 4, 3〔g〕
♀は七匹くらいいそうです。♀率高い? いや、雌斑の見間違えで実際は4g以下の個体が♀なんじゃないかと思います。
次は後半部隊。この中にはまだノコが混ざっているかも?
6, 6, 5, 3〔g〕
5gの個体は♀に見えた気がしますが、重さ的に♂かも……。いや、ノコギリの♀の可能性の方が高い?
後半部隊は、最近に死んだ者と投入後すぐ死んだと思われる者一匹ずつと、ノコギリ発覚二匹で、数がぐんと減りました。
最終8gで50mm超が出たりするらしいので、まだ50mmのチャンスはある……?
既に体が黄色く色付いていたので、カブトムシと同じように夏前に羽化する感じかなと思います。つまりこれが最後の交換かなあ。
今回は二本で羽化させる形になりましたが、五ヶ月生活した500mlの菌糸でさえ半分も食べていない個体が多く、二本でも別に良さそうだなという感想を抱きました。来年はちゃんと三本使うつもりですが。
いや、三ヶ月くらいで菌糸が劣化し食べられる状態ではなくなったため、長く放置してもあまり食痕が大きくならなかったという可能性もあるか。
日曜日にDead or Aliveという名古屋の昆虫即売会行ってきたのでその事も書きたかったのですが、もう虫の写真を撮ったりするやる気が残っていないので近いうちにという事で……。
最後に何かサムネ画像が欲しいなと思ったので、詰め替え後のカップやボトルの写真を。