ひたすら採集・飼育記録

カブクワをやっています。後で役に立ちそうなのでひたすら記録したいです。

カブトムシ最後のお引っ越し

年度も終わりという事で、国産カブトムシ幼虫の引っ越し(フンを取り除いて飼育容器を変えるだけで、マット交換という訳ではない)をしました。

「マットを換えるでもないのに何故引っ越しを?」というところからですが、

私は今までどデカい衣装ケースに大量のマットを入れ、カブトムシの幼虫達を取り敢えずみんなそこに放り込んで飼育していました。

しかしオスメスが大量に織り混ざっているため、羽化した成虫達が回収前に勝手に交尾し勝手に産卵してしまいます。

そこで今年は、幼虫の頃から最低でも性別ごとに分ける事でそんな乱交状態を回避しようという事です。

 

という訳で掘り出しして重さ測定。

前回のデータはこちらです。

hitasura-kiroku.hatenablog.com今回の結果は重い方から

38, 36, 34, 33, 32, 32, 31, 31, 30, 29, 29, 28, 28, 22, 20, 19〔g〕

でした。

前回は全部で15匹だと思っていたのですが、見逃していた一匹がいたようです。多分今回は見逃し無い……筈。

明らかに小さい三頭がいるのはメスだと思うのですが、たったの三匹? 三代目くらいだったと思うのですが、早くも累代障害なのでしょうか。

体についたマットを落としたり体を伸ばしたりするのが面倒臭くてお腹のV字をチェックしていないので、確実な判定は出来ていません。もしかしたら巨大なメスが羽化してくるのかも。

 

幼虫達のお引越し先は成虫時も生活の場となるであろう小・中ケース。

小なら二匹、中なら三匹ずつ、七割の高さまで糞を取り除いた古い(といってもあまり減っていない)マットを固すぎないように固め入れ、上三割はコクワガタなどに食べさせていた菌糸ボトルの掘りカスを柔らかく詰めておきました。

もうちょっと菌糸カスの割合を増やした方が栄養面では良いとは思うのですが、今回の入れ替えで羽化までもっていきたいので発酵が深いマットを固めに詰めておきたく、このような比率で。

 

それにしても、久々に見るカブトムシの幼虫はやはり大きかったです。コクワノコギリとは較べるべくもない。

オオクワや血統もののヒラタはカブトムシと同等に大きくなるので、その辺りの幼虫もいつか育てたいですね。

 

これは幼虫発見の瞬間。

f:id:takagi_beetle:20210401014536j:plain芋掘りは楽しいので、衣装ケース飼育もそれはそれで良さがあります。(ただし、作業にいちいち時間がかかる)