ひたすら採集・飼育記録

カブクワをやっています。後で役に立ちそうなのでひたすら記録したいです。

ニジイロクワガタ マット産卵セット

3/26にニジイロクワガタの産卵セットを組みました。

hitasura-kiroku.hatenablog.com↑こちらの記事の個体です。

使用個体

♂55.3mm ♀35.7mm

写真は使い回しで。

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本当はもうちょい普通の赤も入っているんですが、角度の問題で緑だけに見えますね。

上の記事の通り即売会にて購入したものです。

フルメタル血統の♂とピカール血統の♀より産まれた兄弟で、CBF1にあたります。

つまりはこの二頭の子供はF2となる訳ですね。

 

購入時点で羽化から五ヶ月経過しており成熟は十分だろうとの事で、購入してすぐに同居させていたのですが、♂の交尾への熱意が物凄い。

一日に二桁回数くらい交尾するので体力も心配になり、同居ペアリング開始後一日で同居を中止しましたが、あんなに食い付きが良いと逆に不安にすらなりますね……。

その後はセット当日になってからもう一度同じケースに入れ、産卵セットを作りながら交尾を一回確認して♀のみセット投入しました。

 

 

セット方法

クワガタマット産卵の有名ド定番マット「産卵1番」を五リットル使用。

無添加で発酵浅めの微粒子マットで、根食い全般やオオクワガタなどの木食いにも威力を発揮するそうです。

それをうちに余っているアイリスオーヤマの小ケースに半分くらいの高さまでガチガチに詰め、残ったマットを上に乗せて均しただけです。

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水分量については少し悩みまして、始めは水分過多による腐敗や酸欠も怖いし、握った団子が指で転がすと崩れるくらいでやろうと思ったのですが、調べてみるとニジイロには水分多めが適するらしい。

そのため、握って出来た団子が指で強めに押さないと割れないくらいに水分を足しました。微粒子で水分多めの方が固く詰めやすいというのもありますしね。

水分量の説明は難しいのですが、力を込めて握り締めても水滴が垂れてこない多分ギリギリくらいです。

今回(というか産卵1番は割といつもらしい)はマットがとても乾燥していて、袋から出した時に粒子が舞い鼻がムズムズしたくらいだったのですが、その状態のマット5L程に水を多分600mlくらい足したと思います。

色々水分量を表す方法はあるものの、袋詰めされたマットの乾燥具合によって加える水の量は違うし、マットの粒子の大きさによって固まり易さ崩れ易さは違うし、保水力も異なります。自分もどういう水加減が正解なのか分からないので、何か質量とかで基準が作れればいいのかなあと思いますね。

 

あとは転倒防止材を散らしてプロゼリーを配置、乾燥防止の穴の空いたビニールを蓋に挟んで完成です。

フツーの飼育ケースを使っていると乾燥防止の何らかを蓋に挟む必要があるので、そこで飼育ケースの高さが実質的に制限されてしまうのが悩みですね。

でもわざわざコバエシャッターなどを買い直す程困っている訳ではないし……。

 

そして現在21℃の玄関下駄箱上段に放置。一ヶ月とかした頃に♀を取り出せば良いのかな?

初心者なので親超えはあまり期待しませんが、親のようにしっかりとアゴが伸びた個体になれればいいかなと。

目指すは幼虫20頭! 二ヶ月くらい後に期待~。

 

 

次はスラウェシの方もセットを組みたいのですが、♀がいつも交尾から逃げているように見えるのでもう少し同居を続けようと思います。

ワイルドだから成熟も済んでいるとは思うのですが……。

まあ、野生で既に交尾経験済みだろうし、同居は保険程度なんですけどね。