コクワガタ ダイソージャンボくち木産卵セット
昨日持って帰ってきたコクワガタ♀(恐らく既に結構活動していて、産むのか不明……)の産卵セットを組みました。
今回の注目選手は220円で結構本気でデカい、ダイソージャンボくち木君です。
使用個体
昨日持ち帰ってきた25mmの♀。
前翅にスレの跡があり、既に激しく活動した後のように見えます。
跗節などの欠けは見られませんが、越冬や産卵を経た個体かもしれません。本当に産んでくれるのか……?
が、♂に守ってもらいながら樹液を舐めていた事、持ち帰って我が家で一ヶ月程暮らしている♂と同居させてみたらやはり守ってもらいながらゼリーを食べていた事から、ひょっとしてこれからまた産むつもりなんじゃないかと少しの期待があります。
まあもしダメそうでも、現在別の小さい産卵木(キャンドゥ産。小さいというか薄いのでちょい不安)のセットに投入中の♀を引っ越させてやれば、卵は得られる気がします。
持ち腹で産むとは思いますが、一応同居相手の♂の紹介も少し。
サイズは測っていませんが多分3cmちょいくらい。
このバランスの取れたふつーの姿に小学生の頃よく見たコクワガタを思い出し、連れて帰ってきてしまった個体です。
大顎が長くなくて印象が細くなく、それでいて内歯がはっきりしていてチビながら格好良いフォルムですよね。そう思うのは僕だけかもしれませんが。
何というか、細長くない方がドルクス然としている感じがするんですよ。はい。
セット方法
今回使う産卵木はこちら。写真はダイソー大ケース(普通のケース換算で中ケース)に入れています。
材自体は産卵木にしては太いですね。
太過ぎるという判断のためか、半分に割るだけでは飽き足らず両サイドががっつり落とされ幅を小さくされています。
芯があって中心部は固いのですが、周辺部であれば爪が簡単に食い込む程柔らかく、多分使えるなと思って購入していました。
似たようなものをもう二本買っていたのですが、今年は余りそうですね。
余ったら来年に持ち越すか、仮に質の悪い材だったらカブト幼虫のおやつにしようと思います。
いつもは加水後に電子レンジで殺虫しますが、加水と同時に殺虫できるという話を聞き熱湯で加水してみました。
↑泡が激しく出て、湯気でケースが曇っています。
ジャンボくち木はゴミムシダマシやカミキリムシ幼虫混入の噂を結構聞くので、殺虫はしておかなければ。
しかし、何日も材を水没させても死なない奴が、すぐ冷める熱湯で死ぬなんて本当なんでしょうか。やっぱり電子レンジの方が確実なのでは……。
まあ、もし事故ったら結果を受け入れましょう。
続いて樹皮剥がし。剥がさなくても大差無いと思っているのですが、みんな剥がすみたいだし、樹皮は転倒防止材になるし、きれいに剥ぎました。
いつもは樹皮の下のオレンジの部分は転倒防止材にもならないし剥がさないのですが(剥がすのが多数派のようです)、今回の材は元が太いのもあってかあまりにもオレンジの層が分厚かったので、一応全部剥がしておきました。
樹皮がかなり少なく見える程のオレンジ層の削りカス。
あとは発酵マット(今回も月夜野きのこ園の完熟Mat。まだ余ってるので)を2~3cm固く詰めた上に材を乗っけ、
更にマットをかけて軽く固めて転倒防止材を撒いて完成。
材が汚れているのは、マットの微生物がカビ防止になるかなと淡い期待を込めて擦り込んだからです。
材を埋め込むマットなんて何でも良かったのにわざわざ完熟マットを選んだのも、微生物でカビが出づらくなるとの噂を聞いての事ですので。
カビは産卵開始すれば収まるし気にする事ではないと言いますが、単純に見てて面白くないし、地表を覆うように生えられると観察にも支障があるので個人的には避けたいです。
それにしても、材がでかいからこのサイズ使っちゃったけど、コクワのペアに中ケースって勿体無いですよ……。
マットと材のデカさに負けないように産んでほしいですね。老いぼれコクワ頑張れ!
おまけ
この木に住んでる多分同じ個体のハラビロカマキリ。
二枚目のカマキリのいる位置は一枚目の真っ直ぐ上方の枝です。